耐久性能に優れた"アルファ・コンフォート"
高耐久の鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリート造の最大の特徴はなんと言っても、高耐久であることでしょう。 社会資本の多くは、そのほとんどが鉄筋コンクリート造で建築されています。これは、多くのかけがえのない生命や資産を守るため、堅牢で卓越した性能が求められるからでしょう。 建築学会の仕様書によれば、一定の条件を満たす鉄筋コンクリートは100年の耐久力をもつものと定義されています。
鉄筋コンクリートの弱点を解消
そんな、鉄筋コンクリートにも弱点がいくつかあるのです。
- 二酸化炭素
- 酸性雨
- 熱膨張と収縮
- 内断熱で進むコンクリートの劣化
コンクリートはセメントの水和反応によって生成される水酸化カルシウムのために強アルカリ性です。コンクリートの水酸化カルシウムが空気中の二酸化炭素に触れると中性化が進み、鉄筋が腐蝕し錆が発生します。錆が発生すると体積が著しく増大する(約2.5倍)ので、鉄筋周辺のコンクリートを圧迫しひび割れが生じます。
酸性雨は、コンクリート表面やひび割れから内部に染込み、コンクリートの中性化を加速させ、さらにコンクリートの主成分のカルシウムが酸性雨により、カルシウムイオンとなって溶け出します。
真夏の強い直射日光と冬の冷込み、そして昼夜の温度差により、一年を通じてコンクリートが膨張と収縮が繰り返し、その結果ひび割れが拡大していきます。
内断熱の場合コンクリートの断熱材で覆われた内部異なり外部は、常に前述の日光等の過酷な環境にさらされています。
しかし、鉄筋コンクリートの家"アルファ・コンフォート"はそんな鉄筋コンクリートの弱点を解消する、画期的な工法を採用でひています。
コンクリートの高耐久化を実現する外内断熱工法
アルファ・コンフォートは厚さ180mmの鉄筋コンクリートを断熱パネルでサンドイッチした外内断熱工法によりコンクリートを保護し、高耐久化を実現しています。
- 施工中
- 施工後
セメントと水が化学反応して凝結することによって生まれるコンクリートは急激な乾燥が大敵です。 外内断熱工法ではコンクリート打設時から断熱材で両面を保護する事により、表面から水分が蒸発することによって生じるひび割れや耐久性の低下がありません。 また、コンクリートは理想的な環境の下でゆっくりと凝結し、強度が十分に発揮されます
コンクリート外部に覆われた断熱材により、真夏の直射日光や冬の冷え込みといった温度差による膨張と収縮を無くしひび割れを防ぎます。 また、二酸化炭素と酸性雨を寄せつけず、コンクリートの中性化と強度低下の進行を防ぎます。