スケルトン・インフィル(SI)とは
国土交通省が奨励するSI(スケルトン・インフィル)住宅
SI(スケルトン・インフィル)住宅とは、建物をスケルトン部分(構造躯体)とインフィル(内装・設備機器)に分ける住宅で、国土交通省も推奨しています。
日本のマンションは通常、内装材や設備の老朽化などにより平均寿命が26年と言われています。 構造躯体は しっかりしているのに、配管設備などの老廃により解体、そして新築という無駄を繰り返していました。 そこで、 構造躯体(スケルトン)と内装・設備機器(インフィル)を明確に分離し、住む人のニーズに合わせ間取りや 内装のリフォームを容易にしながらも100年以上長持ちさせる仕組みをもったSI(スケルトン・インフィル)住宅が今注目されているのです。
建物のライフサイクルコスト
建物のコストは一般に建設時のコストであるイニシャルコストだけが注目されがちですが、実際のところは、その建物を維持管理する上でのライフサイクルコストが掛かってきます。ですから、実際の建設コストはイニシャルコストとライフサイクルコストの合算で考えなければならないのです。
SI(スケルトン・インフィル)住宅は、このライフサイクルコストの低減に重点を置いた構造なのです。昨今の情報設備関連に関わる飛躍的な技術革新が、ライフサイクルコストの重要性を決定的に変えてきています。例えば、日々高速化していくインターネット関連のインフラ環境をタイムリーに更新できる事は、まさにその建物の欠くことの出来ない基本性能そのものに他ありません。住まいの欠くべからざる基本性能を高いレベルで備えることのできるSI(スケルトン・インフィル)住宅であることが、これからの住宅のカタチであるのです。